2016年6月29日水曜日

迷家を完走

魅力的な謎は物語中盤で怪異という形で解決されてしまい、あとは登場人物たちが各々の怪異と
向き合えるか、乗り越えられるか、という話になってしまった
ただ登場人物が多すぎて、大半が心情を描かれないという消化不良感は拭えずじまい
運転手のおっちゃんが過去を克服したことでバスでの往復が可能となり、みんなが帰れるきっかけになったわけで、
苦労してきたまっとうな大人がいてよかったねえ、というイマイチ冴えない結論を得ました

魅力的な謎を魅力的に解決するのは難しいし、平凡な解決に導くのも難しいんですな

2 件のコメント:

  1. いろいろ惜しい作品でしたな
    しかし真咲にはまだ謎が残ってるような気がします。
    以前、納鳴村に来たとき、どうやって元の世界に戻ったのかとか。
    あと、現世に戻った彼ら、結構気楽に「帰ろうかなあ」とか言ってますけど、
    帰ったらマスコミに追い回されて大変なんじゃないでしょうか。
    また納鳴村に舞い戻ってしまったりして。
    特にダーハラなんて、主催者だし、世間的には行方不明となってる人もいるし。

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    1. 作中でナナキを村に置きっぱなしで村から脱出できたのは、神様、光宗、真咲の三人ですが、
      光宗と真咲は神様のようにナナキと完全決別できていたわけではないので、
      光宗と真咲の戻り方はなんとなくイレギュラーなのだろうなという印象です。

      また、制作者側がそのあたりのロジックを組み立ててなさそうな印象もあります

      なんにせよ惜しい作品でしたねえ

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